3月のライオン11巻感想

前回の更新から数ヶ月…。

最後の《それでは3日後〜》が心に刺さるぜぇ。

 

就活も終え、最近はバイトとオタ活に勤しみながら卒論と仏検の勉強を進めております。

10月からは好きなアニメの後半が始まる(しかも2作品)ので、感想を垂れ流すために重い腰をあげました。

 

どうして久々にブログを書こうと思ったのか?

それはフラゲもせず、発売日きっりちに入手した『3月のライオン11巻』の感想や疑問、私の独断と偏見しかない勝手な考察をぶちまけたかったからさ!!!!!

どうしてこんなに中2っぽい喋り方かって、それは秘密。(特に理由もない。ただテンションが高いだけ。)

 

ここからはネタバレをふんだんに含みますので、11巻未読の方はご注意を。

 

10巻の終わりに豪快に盛大に、ひなちゃんへのプロポーズをした零ちゃん。

世間にいる大多数の人が通るであろう幾つかのステップを完全に無視していますが、

そんな零ちゃんの姿すら読者からすると成長の証に映るから、あら不思議☆

その姿は成長の証であると共に、零ちゃんの行動に度々見られる《目的のための最短ルートを超論理的に考える》性質も表しているのかな、と。

ちょっとここはあやふやで、あと5周くらいライオン読み返さないと語れないっす。

 

11巻の中から、私的ここは!!!というシーンを勝手に抜き出して勝手に感想を言いたいと思います。

 

まず本文1ページ目の、零ちゃんの青天の霹靂な発言に対する林田先生の顔に爆笑しました。3月のライオン(以下、ライオン)はメンタルを削ってくる作品なので、覚悟してページを開いた瞬間、林田先生のE.Tを見るような呆然とした表情があるんですよ。そら笑うわ!!羽海野先生…、さすがっす…。これがしょっぱいもの(シリアスシーン)と甘い物(コメディシーン)の終わらないリレーというやつですか…。ヒィ…。

 

11巻だけでなく、羽海野作品全てにおいて言えることですが、

ファンで集まって一緒に読みながら、

ここはこうだあこはあれだと好きなだけ議論したいですね。

たまに読んでる時には理解できないフレーズとかが、

日常の生活の中でイヤホンコードのもつれが解けるようにふって分かるようになることがあって。

そういうことが、人と話しながら読むことによって期待できそうなので一度やってみたいです。

 

お次は、野口くんと林田先生が川本家の晩餐に招かれるシーン。(零はもう川本家の一員じゃないのかと思い、外しましたw)

この川本家手巻き寿司四天王のツナマヨ、トロタク、イカ納豆、マグロのユッケのうち、マグロのユッケとトロタクのレシピが知りたい私。ファンブックにちょくちょくレシピが載っていたりしますが、いつかレシピだけの本を出して欲しいと思うくらい、3月のライオングルメ漫画の面も持ち合わせていると思う今日この頃です。

 

そして、入院する相米二じいちゃんのもとへ見舞いに来たあかりと美咲おばさまのシーン。おじいちゃんが川本家を支える大黒柱だと思っているので、おじいちゃんには早く回復して欲しいところ。でも、必然的におじいちゃんがいなくなる日は来るわけで。おじいちゃんはそこまで考えてそう(ていうかそういう描写かシーンありませんでしたっけ?探す力が無いから、これは次回の課題)。

この巻では、おじいちゃんが零ちゃんに対してどう思っているかが語られるシーンが2箇所ありますが2箇所ともに好きです。ていうか全部好きです。

このシーンでおじいちゃんが、零ちゃんの棋士としての強さの前にはひ弱な誠二郎(以下、捨男)などひとたまりもないだろうと言っています。これを読んで、改めて零ちゃんの強さをひしひしと感じました。零ちゃん視点で物語が進んでいる時はなかなか気づけませんが、7巻の対順慶戦などを読んでいると零ちゃんの精神的強靭具合に感服します。ちなみに7巻の順慶戦はかなり好き。私的ベスト3に入る対局です。

そしておじいちゃんもよく見ているなぁ、と。

私自身は失礼ながら、零ちゃんに対して美咲おばさまと同様におとなしいイメージを持っていた人間でした。7巻などを通して、零ちゃんの精神的な強さは読み取っていたつもりでしたが、それらはあくまで将棋をしている時、自分自身に向き合う際の強さ。対して、人に向かう時の零ちゃんは弱い人なのだと勝手に思っていました(零ちゃん本当にごめん)。

でも将棋に向かうということは、ひいては基盤の前にいる対局相手と向き合うこと。しかも両者、勝敗を賭けて本気で向き合っているわけで、そりゃあ弱いわけないよな、と。

 

そしてこの巻一番と言っても過言ではない名シーン(だと勝手に思っている)、捨男と零ちゃんのガチンコバトル。

ここ、もっともっと読み込んでからじゃないと語れない。てか読み込んでも、羽海野先生の作品は語れない。恐れ多すぎる。羽海野先生は神であられるからな…。

話が逸れた。

零の冷めきった表情と、貼り付けたように笑う捨男のコントラストが重すぎる。

11巻、前半は比較的コメディ要素が多くすらすら読めてたんですが、後半になってから急に夏の夕立のごとく襲ってきたハラハラシーン

この零ちゃんの表情、見覚えあるなぁと思ったら、1巻の頃の零ちゃんの表情に似ているような。川本家のあたたかさに触れて穏やかになった零ちゃんが、その川本家の人々を守るために以前の表情に戻る。守るものを見つけた人間は強い、なんて王道コースが羽海野先生の手にかかると悲しくも見えて不思議。羽海野先生は神であられる。

そしてカッコウの話!!!!!!!!!

ここを読んだ瞬間、1巻の話を思い出して鳥肌がぞくぞくと立ちました。羽海野先生の頭の中はどうなっていらっしゃるんですか(感涙)。

自らとカッコウのようだと言う捨男と、かつて幸田の家にいた時の自分をカッコウのようだと形容した零。

同じ動物でもこの二人が言うカッコウは違う。何が違うのかを考えてみたのですが、捨男はカッコウの親鳥、そして零は他の鳥の巣に産み落とされたヒナ鳥という立場の違いかと。

そりゃあ、他の鳥の巣に自分の子供置いてひょいひょい逃げる奴はあんな風な顔しますよね…。

もちろん、零ちゃんは捨男のような身勝手な男に捨てられたわけではないので、簡単に比較はできませんが。

 

このカッコウの話で終わるChapter.110から次の111の流れが秀逸だなと。

羽海野先生はいつも秀逸であられます。

立ち向かう者と、座り込む者。

前者が零ちゃん、後者が捨男を指しているのかなと。

産み落とされた他の鳥の巣の中で、生きるために立ち向かった零ちゃん。

他の人間のところへずかずかと座り込む捨男。

 

ここまで捨男のことをボロクソに書いておきながら、この捨男って羽海野作品の中で珍しいキャラだなぁと思うのです。羽海野作品の中で、絶対的悪役キャラって少なくないですか?ハチクロで、森田父の会社を買収した会社の社長(名前探したけど見つけられませんでした)も、10巻のChapter.63での家族との描写で人間味を見せることで、読者が情状酌量の余地ありだと思うことができたわけです。

とか言いながら、ライオンでの零ちゃんの対局相手とか、結構嫌な人いましたね…。

今思い出した。

私個人が、作品中における絶対悪を嫌うタイプの受け手なので、この捨男のエピソードをまたどこかで描いてもらえたら嬉しくて死んじゃう…。

 

とりあえず今日のところはここら辺で…。

来月からK2期とファフナー後半の感想もここにアップしていくかもしれませんが

何卒よろしくお願いします〜。

ほな!